岸本 啓子




書道に親しんで  在職中、10年余り書道クラブに在籍しておりました。 80歳を過ぎてなお、お元気な平井祥浩先生が、袴の裾を絞った
まるで古武士のようないでたちで、 東京支店(パールビル)2階にあった食堂兼クラブ室へ、週1回、出稽古に来て下さっていました。  
30年ほどのブランクの後、また筆を持ちたくなり、5年ほど前から地元で小筆を主に「日常の書」 を習っています。
毎年秋に1か月間、図書館での作品展に出品してきたものです。                             岸本 啓子  
 

けふ つくづくと眺むれば 悲しの色 口にあり    たれも つらくは あたらぬを なぜに心の悲しめる
秋風わたる 青木立 葉なみ ふるいて 地にしきぬ    きみが心の わかき夢 秋の葉となり 落ちにけむ





しのぶれど 平 兼盛 作
しのぶれど いろにいでにけり わが恋は ものや思うと ひとの問ふまで


 


花は咲く





風信帖(ふうしんぢょう、34文字 臨書) 空海筆の最澄宛ての書簡 国宝、京都教王護国寺(東寺)所管



 


 写経  般若心経



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